平塚市は7月5日、介護保険料徴収の際、口座引き落としにミスがあり27件の過徴収があったと発表した。
市によると、2010年6月30日納期となる「介護保険料第1期分」について、口座引き落としデータの誤入力により、1期分以外の分も引き落としてしまったという。過徴収により市民から「介護保険料の引き落とし額が多すぎる」という電話があったことからミスが発覚した。
過徴収の原因は、口座引き落としの担当者が誤って一括引き落としとして登録してしまったためで、今回、初めて新システムでの一括の引き落としを行った。過徴収は27名に及び、22万9,919円のところ80万9,019円と、57万9,100円多く引き落としていた。
市では、過徴収を行った市民に対して事情を説明するとともに、原則として還付する。また、再発防止に向けて該当データの内容確認、チェック体制の強化・徹底を図っていくとしている。
【過徴収概要】
引き落とし日:2010年6月30日
件数:27件(27名)
過徴収総額:57万9,100円
※22万9,919円を引くところ、誤って80万9,019円を引き落としたもの
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