<体力・運動能力調査>70歳以上高齢者のスポーツクラブ所属率は40%!

文部科学省は、10月15日、平成24年度の体力・運動能力調査の結果を発表した。

体力・運動能力調査は、体力テストなどによって国民の体力・運動能力の現状を明らかにすることを目的に毎年実施するもの。
体力テストは、全年齢層共通の握力や上体起こし、長座体前屈のほか、各年齢階層ごとの実施項目があり、65歳~79歳の高齢者は、開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行、ADL(日常生活活動テスト)を実施した。

65~79歳の高齢者における握力、上体起こし、長座体前屈、開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行及び 新体力テストの合計点について年次推移を見たところほとんどの項目と合計点で向上傾向を示した。
ADLテストでは、おしなべて女性より男性の体力水準が高い結果であることがわかった。

また、平成24年度の調査では、スポーツクラブへの所属状況と体力の関連に着目し、各年齢段階の新体力テスト合計点と運動・スポーツの実施頻度との関連について分析を行った。
その結果、スポーツクラブへの所属率は、20~64歳では男女ともに40%未満の所属率だが、65歳以上の高齢者では増加し、70歳~79歳ではほぼ40%と増加。スポーツクラブに所属している人は所属していない人に比べ、体力テスト合計点が上回ることも明らかになり、高齢者のスポーツクラブ所属は健康・体力面で好ましいということがわかった。

■男女の体力差は、70歳以上で顕著に
ADLには12項目の問いがあり、それぞれの問いで最も体力水準が高い「3」と答えた者の割合(%)を見たところ、男子の場合は65~69 歳で80%以上が「3」と答えた項目は、「10kg程度の荷物を10m運べる」「布団の上げ下ろしができる」「立ったままでズボンやスカートがはける」だった。
そのほかの問いでは、「10分間以上走れる」「片手でもシャツの前ボタンを、掛けたり外したりできる」を除いて50% 以上が「3」と回答した。
一部の項目を除いてこれらの割合は5歳加齢するごとに5~10%ずつ減少する傾向を示した。なお、75~79歳で「10分以上走れる」と答えた割合は約30%だった。

女子の場合、全般的に「3」と答えた割合は、程度の差はみられるが男子よりも低かった。65~69歳で「3」と答えた項目が60%を超えるのは、「立ったままでズボンやスカートがはける 」と「布団の上げ下ろしができる」「正座の姿勢から手を使わずに立ち上がれる」だった。「バスや電車に乗ったとき立っていられる」「片手でもシャツの前ボタンを 掛けたり外したりできる 」の項目では50%を割り、「仰向けに寝た姿勢から手を使わないで上体だけを3~4回以上起こせる」では約30%、「10分以上走れる」は約20%だった。
男子と同様、一部の項目を除いて加齢に伴い5歳ごとに5~10%ずつ減少する傾向を示し、75~79歳で「10分以上走れる」と答えた割合は約15%だった。

また、すべてのテスト項目が実施可能な○の判定であった高齢者の割合は男女ともに加齢に伴い減少するが、男子は65~69歳で97%、70~74歳で96%、75~79歳でも91%であるのに対し、女子は65~69歳の92%から70~74歳の87%、さらに75~79歳の79%と大幅に減少している。

◎文部科学省
http://www.mext.go.jp/

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