中央法規出版株式会社は、9月1日、認知症介護研究・研修東京センター監修『認知症ケアの視点が変わる「ひもときシート」活用ガイドブック』を発刊した。
医療機関と介護保険事業所を対象とした調査で、認知症の人の対応で困難なことを調査したところ、医療機関は認知症ケア、介護保険事業所はBPSDへの対応をあげる声が多く、混乱した状態で起こる行動にうまく対応できないことがわかった。
ひもときシートは、認知症の人の言動や行動に関する情報をチェックするシートといえるもの。援助者が困難だと感じている事例を援助者の立場にたって一緒に考えながら、援助者の課題を認知症の人の要望や願い、必要に置き換えて考えることができる。
同書は、ひもときシートの考え方や記入・活用方法を事例をもとにわかりやすく解説。スーパービジョンに活用できる逐語録も収載している。
■書名:『認知症ケアの視点が変わる「ひもときシート」活用ガイドブック』
■著者:監修・認知症介護研究・研修東京センター、編集代表・大久保幸積、宮島渡
■目次:
導入編I ひもときシートってなに?
1.ひもときシートってなに?
2.ひもときシートの解説(ひもときシートガイドライン)
3.ひもときシート活用のポイント
4.ひもときシートについて教えて!
展開編II ひもときしてみよう!
1.ひもときシートの記入の仕方
2.身近な事例からひもといてみる
(入浴拒否、帰宅願望、暴言、徘徊、睡眠障害、収集癖、不活発・抑うつ、繰り返し、物盗られ妄想)
展開編III ひもときシートを使ってみよう!
1.ひもときシートの活用例
2.ひもときシートをケアに活かすために
活用編IV ひもときシートをスーパービジョンに活用しよう!
1.OJTにおけるスーパービジョンへの活用例
2.カンファレンスにおけるスーパービジョンへの活用例
資料編ひもとく蔵(ひもときチェックシート)
■定価:2,520円(税込)
■仕様:A4並製/240ページ
■発行:中央法規出版
◎中央法規出版株式会社
http://www.chuohoki.co.jp/