アルツハイマー治療薬・アリセプトなどで知られるエーザイ株式会社と横浜市は、8月29日、「認知症を地域で支えるまちづくり連携協定」の締結を発表した。
エーザイ株式会社は、国内事業活動の大きなテーマの一つとして、2008年より病気になっても安心して暮らせる「まちづくり」活動を推進してきた。その活動の一環として、2010年3月、横浜市の中でも最も高齢化が進展し、認知症対策に積極的に取り組んでいる横浜市旭区と「認知症をみんなで支えるまちづくり協定」を締結、認知症サポーター*養成講座や医療・介護関係者に対する研修の実施などを支援してきた。
今回の協定締結は、これら旭区での取り組みを横浜市内の他の地域にも拡大するもの。協定のもと、エーザイ株式会社と横浜市と緊密に連携し、横浜市内での認知症に対する理解の促進や意識の啓発、行政・医療・介護などの連携支援を推進し、認知症の人が安心して暮らし続けることができる地域づくりを目指す。
■連携事項:
・認知症に対する理解促進及び認知症の人の人権に関する意識啓発
・医療・介護関係者など専門職種や市民への認知症に関する情報提供
・行政・医療・介護などの関係機関・関係者間の連携が強化された支援体制づくり
・その他認知症の人が暮らしやすい地域づくりを促進するための活動
■主な取り組みの内容:
認知症サポーター10万人を目指し、横浜市が実施している「認知症サポーター養成講座」の取り組みに協力
◎エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/
◎横浜市
http://www.city.yokohama.lg.jp/