総務省は、8月28日、住民基本台帳に基づく平成25年3月31日現在の人口と人口動態、世帯数を発表した。
それによると、全国の人口は、1億2,639万3,679人で、前年の1億2,665万9,683人から26万6,004人減少。日本の人口は、調査開始の昭和43年以来平成18年に初めて減少し、平成20年、21年に増加したが、平成22年から4年続けて減少したことになる。
人口・人口動態のポイントは以下の通り。
■65歳以上の高齢者は人口の24.40%
・出生者数は5年連続で減少し(102万9,433人)、死亡者数は、増加傾向であったが前年に比べ減少した(125万5,551人)。
・人口増加数、人口増加率ともトップは東京都(増加数5万8,174人 、増加率0.46%)。三大都市圏(東京圏、名古屋圏及び関西圏)の人口は過去最高を記録した。
・全人口に占める年少人口(15歳未満)の割合は13.13%、生産年齢人口(15歳~64歳)の割合は62.47%で、いずれも調査を開始した平成6年以来毎年減少している。一方、全人口に占める割合が毎年増加している65歳以上の老年人口は30,834,268人で、今回の調査で24.40%となった。
■65歳以上の高齢者が多いのは秋田・島根・高知県
・人口を年齢階級別(5歳階級)にみると、人口の最も多い年齢階級は60~64歳(991万5,443人、全国人口の7.72%)、次いで40~44歳(971万5,554人、全国人口の7.57%)、35~39歳(942万5,366人、全国人口の7.34%)の順で、45歳以上の人口で全国人口の過半数(6,478万1,238人、50.46%)を占めている。
・人口に占める老年人口の割合が最も大きいのは、秋田県(30.67%)で、次いで島根県(29.99%)、高知県(29.96%)の順で続いており、逆に、老年人口の割合が最も小さいのは、沖縄県(17.66%)で、次いで東京都(21.18%)、愛知県(21.59%)の順となっている。
◎総務省
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