小林製薬では、一般消費者向けレポート「熱SUMMER通信」を発信。今回はそのなかから、5月に発信したvol.2「梅雨時期のイヤ~なニオイ そのメカニズムと対処法」を紹介する。
空梅雨と言われている2013年だが、日々、湿度は確実に上昇しており、利用者訪問時には脇の下や首回りにじっとりと汗がまとわりつく季節となった。
暑くなると、私たちは汗をかいたり、皮膚の血管を拡張させたりして、体の熱を放散し体温を調節している。高温多湿の梅雨時期は、汗の蒸発が不十分となり、雑菌が下着にしみこんだ汗や皮脂を分解してニオイに変わる。時間とともにニオイは増えていくので、夕方以降は特に要注意! 「夏場のトイレのようなニオイ」が発生することもあるほど。
これは、排泄ケアを行っている高齢者宅でも時折経験することかもしれないが、高温多湿の時期に換気が十分になされないと、居室は「トイレのようなニオイ」になりがち。その「おおもと」は人間の排泄物であり、時間とともに異臭を発することに原因があるようだ。
人間の汗も同様で、かいた汗は時間とともに雑菌と反応してニオイが増殖することがわかっている。発汗して数時間後には増殖した菌はツンとした酸化臭のするビニルケトン類が発生。さらに時間が経過すると、夏場のトイレのようなニオイ「低級脂肪酸」が発生し、臭気強度が高まってくる。
また、同社のアンケートによると、男性の57%、女性の66.3%が「夕方以降に自分自身の汗臭さを実感する」と回答。さらに、64.5%の女性は、「異性の友人や同僚、部下、上司の汗・体臭が気になったことがある」と回答。男性の汗や体臭に対する不快感が高いことがわかった。
◎小林製薬
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