高齢者向け緊急通報システム「押すだけコール」にシンプルタイプ登場

ミサワホームグループの株式会社マザアスは、2009年より高齢者向けの緊急通報システム「押すだけコール」を販売し、主に一人暮らしの単世帯で暮らす高齢者の見守りと生活をサポートしてきたが、今回、KDDI株式会社、株式会社TOKAIと連携して、「押すだけコール」に割安な費用で導入可能な「シンプルタイプ」を追加し、9月17日の敬老の日より全国で販売を開始した。

総務省が実施する国勢調査によると、日本における65歳以上の一人暮らし世帯数は、2000年には約303万人だったが、2010年には約479万人へと大幅に増加している。また、一人暮らし世帯のうち日常生活に心配事がある世帯の割合は63%、さらに、心配事がある上、日常生活で頼れる人がいない世帯はそのうち30.7%もいるという結果が出ている(出典:内閣府「平成20年版高齢化白書」)。

これらの調査結果から、急増する一人暮らしの高齢者は、日常的に何らかの心配事を抱えながらも家族や知人による頻繁な訪問を受けられるケースは多くなく、また、気軽に気兼ねなく受けられる日常的な「見守り」サービスも普及途上にあることが推測される。

このような状況から、同社は今後、一人暮らしなどの単世帯で暮らす高齢者の安全をサポートする仕組みが重要になると判断し、2009年より「押すだけコール」を発売した。「押すだけコール」は見守りシステムのほか緊急時の援助や移送サポート、健康相談、家事代行など、介護保険にない多数の生活サポートメニューを充実させた緊急通報システムであることが評価され、国土交通省の「第1回高齢者居住安定化モデル事業」に採択されるなど、高い注目を集めた。

今回販売した「押すだけコール・シンプルタイプ」は、高齢者の見守りに必要不可欠なサービスや機能を厳選して採用することで割安な基本料金を実現した商品。従来の「押すだけコール」に比べて割安な価格設定としながらも、携帯電話機能や、緊急時には事前に設定した登録先に使用する方の現在位置情報を知らせる機能など、時代に合わせた新たなサービスを付加している点が特長となっている。

さらに、使用する方の状況やニーズに合わせて豊富なサービス・機能をオプションで用意しているため、これまで以上に幅広い方々のニーズに対応可能。また、普及が進む「サービス付き高齢者向け住宅」のサービスの必須条件である緊急通報サービスとしても活用可能となっている。

マザアス

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