小規模デイサービスの「茶話本舗」を展開する株式会社日本介護福祉グループは、年度内にもデイサービスの拠点を台湾の台北市近郊に開設すると発表した。
日本は65 歳以上の高齢者の占める割合が全人口の21%を超え、世界に先駆けて「超高齢社会」が到来した。一方、台湾の高齢化率は2006年に10%を超え、2015年以降に高齢化のスピードが高まり、2030 年には20%を超え、超高齢社会が到来すると予想されている。このことは他のアジア各国でも同様のことが言える。
日本介護福祉グループは、2010 年春からアジアへの進出を検討し始め、2011 年5 月には台湾を視察、2012 年1 月に従業員1人を現地に送り、市場調査や現地事業者等の交渉を始めた。まず、台北市近郊に第1号となるサービス拠点を開設、定員は30 人〜50人程度を予定している。施設を間仕切り、10 人程度を3〜5 グループに分け、「茶話本舗」での小規模(10 人程度)運営のノウハウをそのまま生かす。事業所長として日本人1人を派遣、現地スタッフを約20人雇用し、サービスを提供する予定だ。
また、同グループは、将来的には韓国や中国等の他のアジア地域への進出も視野に入れているという。
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