厚生労働省は3月30日、「第5期計画期間における介護保険の第1号保険料について」として、平成24年3月末時点で額が決定している保険者の集計値を公表した。
それによると、第5期(平成24〜26年度)第1号(65歳以上被保険者)保険料は、第4期より19.5%高い4,972円(全国平均)となった。
ちなみに第1期は 2,911円、第2期は 3,293円、第3期は4,090円、第4期は4,160円だった。なお、東日本大震災の影響により、暫定的に第4期と同額の保険料基準額に据え置いた13保険者(宮城県4保険者・福島県9保険者)及び平成24年3月末時点で第5期保険料基準額が決定していない1保険者を除く1,566保険者を対象として算出している。
1,566保険者中、第4期から保険料基準学を引き上げたのは1,464保険者、据え置いたのは77保険者、引き下げたのは25保険者だった。
保険料基準額の分布状況は以下のとおり。
2,501円以上〜3,000円以下 10保険者(0.6%)
3,001円以上〜3,500円以下 28保険者(1.8%)
3,501円以上〜4,000円以下 142保険者(9.1%)
4,001円以上〜4,500円以下 348保険者(22.2%)
4,501円以上〜5,000円以下 532保険者(34.0%)
5,001円以上〜5,500円以下 333保険者(21.3%)
5,501円以上〜6,000円以下 155保険者(9.9%)
6,001円以上〜6,500円以下 15保険者(1.0%)
6,501円以上〜 1保険者(0.2%)
分布を見ると、概ね、4,500円〜5,000円に山があり、4,001円〜5,500円に約77%がおさまっている。
高額保険者となったのは、1位が新潟県関川村の6,680円、以下、島根県の隠岐広域連合が6,550円、新潟県上越市 6,525円、群馬県上野村および福岡県嘉麻市 6,500円、沖縄県宮古島市 6,400円となっている。
一方、低額だった保険者は、1位が北海道奥尻町及び同・津別町、鹿児島県三島村が同額で2,800円、福島県檜枝岐村 2,880円、北海道中札内村および同・浜中町 2,900 円となっている。
◎第5期計画期間における介護保険の第1号保険料について