東京都は2月24日、社会福祉施設の経営者や施設長向けの組織管理ガイドラインを作成したと発表した。
社会福祉施設等において、利用者サービスの質を向上させていくためには、職員の定着を図り、継続して勤務できる環境づくりを進めていくことが重要となる。それに資するため、都では福祉・介護におけるマネジメントの方策について、モデル事業を通して検討している。
今回は、その成果等を盛り込み、社会福祉施設等の経営者や施設長向けに「組織管理ガイドライン」を作成した。これまで作成してきた「リスクマネジメント」「情報管理」「人材育成マネジメント」と合わせて活用されたい。
また、ガイドラインをより有効に活用してもらえるよう研修会を開催する。施設・事業所の管理者で、組織管理について理解を深めたい人はぜひ参加されたい。
【「組織管理ガイドライン 〜成長できる組織づくりとは〜」内容】
■特徴
1) 「チェックリスト編」「運用編」「実務編」によるわかりやすい構成
・チェックリスト編⇒自己評価を行い、現状レベルを把握する
・運用編⇒「次のレベルに進むための方策」を参考に具体的な活動内容を検討する
・実務編⇒モデル施設の具体例を参考に実態に沿った取組を構築する
2) 組織管理の取組み方策について、レベル1〜5までの段階に応じた取り組むべき課題を明示
■活用の効果
1) 組織の設計、運営の仕組みづくり、組織風土の醸成等に取り組むことで、組織の安定した運営と継続的な成長につなげる。
2) 安心して働き続ける組織(職場)づくりを通して職員の定着を図り、サービスの質の改善や利用者の満足度を向上させる。
【ガイドライン活用のための研修会(参加費無料)】
■日時:3月21日(水14:00〜16:30
■会場:なかのZERO(西館)小ホール(中野区中野2-9-7)
■対象:都内の社会福祉施設等に勤務し受講を希望する方
■定員:約550名
※本研修は施設・事業所の管理者を主な対象とした研修会とる
■内容:組織管理ガイドライン等の活用法及びモデル施設の取組内容の発表
■申込先:財団法人東京都福祉保健財団人材養成室
■申込期限:3月9日(金)(必着)
■申込方法:受講申込書に必要事項を書き込み、FAXにて申し込む。
◎RASE/2012/02/DATA/20m2o500.pdf" target="_blank">「社会福祉施設における組織管理ガイドライン」(概要版)