日清オイリオグループ株式会社は、食べ物や飲み物の飲み込みが難しい方に、食品にトロミをつけることができるトロミ調整食品を複数販売しているが、5月10日、同社のトロミ調整食品を「トロミアップ」ブランドに統一すると発表した。
「食べ物や飲み物を飲み込む能力」は、加齢に伴う舌やのどなどの筋力の低下、認知症などの影響により次第に弱まってくるが、飲み込みが難しくなると飲食物が誤って気管に入り、肺炎や窒息の危険が生じる。
また、「食べる楽しみ」がなくなると、食欲低下に伴う「脱水症状」や「低栄養状態」を引き起こし「体力の低下」などにもつながりるため、こうした状態にある方々のためにトロミ調整食品が注目されている。
同社が1991年に販売した「トロミアップ」は、トロミ調整食品の代名詞としてロングセラーを続けて折り、またトロミ調整食品の利用者を対象にしたアンケート調査(※1)では、認知度においてNo.1ブランド。2005年には主に飲み物向けとして、透明で素早くトロミがつく「トロミパーフェクト」を発売し、市場を拡大してきたが、今回、両ブランド名を「トロミアップ」へ統一し、量販店の介護コーナーやドラッグストア・薬局などの薬系販売店、病院・施設や病院・施設売店など、全てのルートで購入できるようになった。
【商品特長】
■トロミアップエース:
1)少量で高い粘度のトロミがつくので、量の多い食べ物におすすめ
2)ナトリウムの少ないトロミ調整食品
■トロミアップパーフェクト:
1)無色透明・無味無臭、素材の味や香りを損ないにくいので、飲み物におすすめ
2)素早く溶けてダマになりにくく、お茶・水の場合30秒でトロミがつく
3)時間が経っても安定したトロミを維持
4)たんぱく質の多い牛乳や濃厚流動食もトロミがつけられる