後発医薬品(ジェネリック)メーカーで構成する日本ジェネリック製薬協会は、2月1日、ジェネリック医薬品がどのくらい普及しているかの調査データを公表した。
これによると、2009年度の数量ベースのシェアは、医薬品全体の20.3%で、前年度シェア17.6%より2.7ポイント上昇した。これにより日本で消費される処方医薬品のうちジェネリック医薬品の普及率は約2割までに上昇したことになる。
数量シェアの内訳は内用薬20.5%、注射薬23.2%、外用薬16.9%となっている。
ジェネリック医薬品は、政府や関係団体がパンフレットを配布したり、テレビコマーシャルなどで普及促進策に力を入れているが、その効果が数字となって現れた結果となった。今後もシェアは拡大傾向にあるという。
一方、薬価(金額)ベースでは2009年度は8.5%で、前年度比1.7ポイント上昇した。数量ベースと比較して薬価ベースの数値が低いのは、ジェネリック医薬品以外の医薬品の薬価がより高額なため。
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