国民生活センターは、「マグロの味見しませんか」等と言って自宅に訪れた業者から、マグロやカツオ等の魚介類を買わされたという相談が増えており、安易に購入しないよう消費者に注意を呼びかけている。
主な相談事例は、以下のようなもの。
・強引に押し売りされ傷んだ魚を買わされた
・味見したら包丁でまな板を叩かれ、怖かったので購入
・勝手に切り分けられ、購入を断ったら脅された
相手は包丁をもっていることから、恐ろしくて抵抗できないという心理が働き、購入してしまうものとみられる。生鮮食料品の訪問販売は2009年12月より「特定商取引に関する法律」の規制対象となったが、販売業者名や連絡先が分からないため、被害回復が難しいというトラブルがほとんどだという。
同センターは、消費者へのアドバイスとして、必要がなければ、きっぱりと断ること、 販売業者の名前や連絡先が不明なことがほとんどなので、安易に契約しないこと、 トラブルにあったら、すぐに消費生活センター等に相談すること、を提案している。