ムンディファーマ株式会社は、6月〜7月にかけて、慢性的な痛み(慢性疼痛)を持つ患者の割合、およびその治療実態/患者意識を把握するため、20歳以上の男女5,998人を対象とした、大規模調査を実施し、10月20日、その結果を発表した。
その結果、慢性疼痛(まんせいとうつう)を抱えていると回答した割合は22.5%で、これを人口比に換算すると、成人の4.4人に1人は、慢性的になんらかの「痛み」を抱えていることになる。
また、慢性疼痛の原因となっている病名・症状は、腰痛 55.7%、肩こり(四十・五十肩) 27.9%、頭痛・片頭痛 20.7%という結果だった。
痛みにより、約7割の人が、やる気の喪失、精神的なストレスを感じており、過去半年間で、痛みのために休んだ日数は、仕事 9.8日、学校 6.5日、家事 17.9日で、慢性疼痛が仕事や家事の妨げになるほど大きな影響をおよぼしていることが明らかとなった。
また、慢性疼痛の痛みが満足いく程度に緩和されていると回答した人は29%にとどまっており、およそ7割の人が、痛みが緩和されていないという結果となっている。