在宅のケアプラン作成のためのアセスメント方式(課題分析手法)の一つ。ケアしていく上での30の領域を、機能面、感覚面、精神面、健康問題、ケアの管理、失禁の管理に区分し、現場に役立つことを第一の目的とし、評価に当たっては高齢者の機能とQOL(生活の質)を重視し、必要に応じて専門機関に照会すべき状況についても提示されている。 そもそもMDS方式とはアセスメント表としてのMDS(Minimum Data Set)と、ケアプラン作成上の検討指針であるRAPs(Resident Assessment Protocols)、またはMDS‐HC(Home Care)の場合はCAPs(Client Assessment Protocols)で構成されるアセスメント・ケアプラン作成ツールであり、利用者のニーズや能力・機能を的確に把握して、ケアプランの作成・修正・評価を行いながら、それぞれ個々に合った最良のケアを提供出来るようにする為のツールをMDS方式という。