包括的なケアプランを策定するための指針として、アメリカ・ヨーロッパ・日本の研究者の団体である InterRA(インターライ)により開発された在宅のケアプラン作成のためのアセスメント方式(課題分析手法)の一つ。。現場に役立つことを第一の目的としており、評価に当たっては高齢者の機能とQOLを重視し、必要に応じて専門機関に照会すべき状況についても提示されている。 アセスメントを通じて、医療関係職者には福祉の知識が、また福祉関係職者には医療の知識が補完されるように工夫されている。 MDS-HCは在宅ケアのために開発されたが、療養病床・老人保健施設・特別養護老人ホームなどの施設で用いても有用であることが確認されており、このように一つのアセスメント方法を用いて、医療と福祉、在宅と施設の間で一貫性のあるケアを実現することを目的としている。