いつまでも元気でいてもらうために高齢者の暮らしで気をつけたいこと

はじめての福祉用具

株式会社モリトー 長倉遼さん(右)、ダスキン ヘルスレント 栗東ステーション・
金﨑崇さん(左)にお話を伺いました。

ベッド用の移乗リフト、6畳一間でも大丈夫!

介護用リフトというと施設で使う福祉用具というイメージが強いですが、在宅でも十分に活用できます

例えば、ベッド脇に据え付けて車いすへの乗り移りを支援するリフトであれば、ベッドの横に車いすと介助者が入る隙間があれば設置できます。6畳の寝室であれば、問題なく使うことができるでしょう。

「ベッドに座り、立ち上がれるか」が導入検討の目安

このリフトの導入を検討するタイミングとしては、「ベッドの上に腰かけ、手すりなどつかんで立ち上がることができるかどうか」を目安としてください。

また、使う人やその人を介護する人が次のような条件に当てはまる場合は、積極的にリフトの導入を検討してください。

・座っている姿勢が保てず、抱え上げての移乗自体が難しい
・介護を受ける方より介護する方の方が、体が小さい

中には「多少、体格差があっても、なんとか自分の力で介護する」という方もいらっしゃるでしょう。しかし、ベッドから車いすへの乗り移りの介助や入浴介助では、介護を受ける人の体を抱え上げなければなりません。そして抱え上げるという行為は、介護する人の体にも介護される人の体にも、負担になる可能性があります

リフトを活用すれば、そうしたリスクから解放される場合があります。実際、夫の介護で腰を悪くしてしまった女性が、ベッドに据え付け型のリフトを導入した後、状況が改善したというケースもありました。また、浴室用の吊り下げリフトを導入したことで2人がかりだった入浴介助が1人でもできるようになり、入浴できる機会が増えたというケースもありました。ちなみに、浴槽用の吊り下げリフトについては、浴槽をまたいで入浴できなくなったタイミングで導入を検討すると良いでしょう。

入浴を支援するため、浴槽に据え付けるタイプのリフトも

ダスキンヘルスレントに相談する

使用時の注意点は「吊り具のフックのかかり具合」

リフトの使い方は車いすと同じくらいに簡単です。ただ、実際に使う際に心がけていただきたい点は、スリングシート(吊り具)のフックをきちんと定位置に掛けること。フックが定位置に掛かっていないと、うまく持ち上げられなかったり、不安定な状態で持ち上げたりすることになります。

設置工事なしで車いすごと運べる機種も登場

さまざまなお宅の間取りに対応するため、リフトも進化を続けています。

例えば、玄関。ドアのすぐ前に壁や塀があったり、ドアからあがりかまちへの導線が「L字」になっていたりする場合、段差を解消するために段差解消スロープを使うことができません。

こうした状況に対応するために車いすごと昇降できるリフトも進化しています。玄関に車いす約一台分のスペースがあれば設置できます。しかも設置のための工事は必要ありませんので、お試しで使っていただくこともできます。

リーチ

「リーチ」詳細はこちら

さまざまな場面で活躍し、活用の幅も広がっているリフトですが、その良さを理解していただくには、やはり、試乗していただくのが一番。地域によっては福祉用具センターなどでリフトが常設展示されていることもあります。そのような情報は福祉用具専門相談員にご相談いただければ入手できます。ぜひ一度、試乗してみてください。

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