2019年、平成31年になりました。平成も後数ヶ月となります。時の経つのは早いですが、「一期一会」、その時その時を大切に過ごしていきたいと改めて思っています。
今朝早く、母よりメールがありました。
阪神淡路大震災の日であること。震災の時の母の年齢が現在の私の年齢であったことが書いてありました。あれから24年。
その日の早朝、まだ眠っていた時に下から突き上げるように揺れました。ベッドから身体が落ちるくらいの強い揺れで、一瞬何がおこったのか分かりませんでしたが、部屋の外から「地震よ!」と大きな声で母が叫びました。「これ、地震なんだ。」と、信じられない気持ちで混乱しましたが何とか家族で集まり、しばらく過ごしました。とても寒い朝でした。停電していたので、テレビも観ることができず、明るくなってから車のラジオで大きな地震があったことを確認しました。ラジオを聴きながら、関西でもこんなに大きな地震がおきるんだと、漠然と思ったことを思い出します。
今朝の母のメールで、暖房もなく寒く暗い中、これからどうなってしまうのだろうと不安でいっぱいだったあの時のことを思い出しました。普段の生活をとりもどしていく中で、人の強さや優しさに触れることができたことが、少なからず今の私の考え方に反映しているような気がしています。
その後日本では、東日本大震災をはじめとする大災害にみまわれ、多くの方が被災されました。昨年も、地震、水害、台風など日本全国で災害がおこってしまいました。どこに住んでいても誰もが被災者になってしまう可能性があり、災害への対策や備えは必須となっています。24年前のあの日を忘れず、謙虚な気持ちで災害への備えを見直したいと思います。