徐々に桜の開花も北上し、温かい時期が近づいてきました。
季節の移り変わりを感じつつ、
桜のことについて少し考えてみました。
◇ソメイヨシノ
花言葉は「純潔」「優れた美人」。
江戸の染井村の植木職人さん達によって育成された桜だそうです。
私の家の近所に桜並木があり、幼いころから毎年桜が咲くことが楽しみでした。
しかし近年、半分しか咲いていない時や、1本まるっと花が咲かないこともあり
以前見た風景とは変わってきていることに気づきました。
調べてみると、ソメイヨシノの寿命としては60年ほどで、
50年くらい経つと内部から腐敗がはじまるといわれているそうです。
しかし、人がきちんと管理すれば寿命も延びるとのことです。
有名な話では、
雨が降ったときの川の氾濫が大きな問題だったため、
花見客を増やし、土手を踏み固めてもらうため川沿いに多く桜が植えられたそうです。
始めて知った時、みんなにとって良い政策でステキだな~と感じました。
◇八重桜
花言葉は「豊かな教養」「優良な教育」などです。
幼い頃、近くの公園に小規模でしたが咲いており、
ボリュームのあるこの桜が大好きでした。
「八枚に重なっている桜」だと勝手に認識し
花びらを一枚ずつ数えたこともありました。
しかし、本当の意味は
一般的な桜花びらは五枚で、この咲き方を「一重咲」と総称します。
六枚以上の花びらをつけるものを「八重咲き」と区分している為
「八重桜」と呼ぶのだそうです。
徐々に桜の時期も終盤を迎えますが、残りの時間、桜の内情を思いながら鑑賞したいです。