食事の重要性について

みなさま、こんにちは。
先日、高齢者の食事について少し学ぶ機会があり、大変参考になりましたので、
みなさまにも是非、食事の重要性について知っていただけたらと思います。

ご高齢の方からよく、「年寄りだから食事は少なめで大丈夫」「喉が乾かないからそんなに水分は必要ない」という言葉を耳にしますが、実はこれが大変危険とのこと…

1日に必要なエネルギーや水分量は成人とお年寄りとでほとんど変わらないそうです。
ご高齢になるにつれて食は細くなりがちですが、体が求めるエネルギー、栄養は若い時とほとんど変わりません。また、ご高齢になると「おかず」の種類も少なくなり栄養に偏りがでてしまいがち。
「お昼はおにぎり2つだけ」という方もよくいらっしゃいます。お腹は満腹ですが、栄養の観点から見てみると、摂取できたのは炭水化物くらいですね…

体が求めている栄養は若い頃とほとんど変わらないのに、食事の量が減り、栄養の偏りが出てくると体はどんどん弱り、ますます食事ができず栄養不足になるという悪循環に陥ってしまいます。
最近は少しの量で栄養を万遍なくとれる料理もたくさん売っていて、味や、やわらかさ(歯茎でつぶせるものやペースト状のもの等)のバリエーションもたくさんあって便利です。
そして、何より美味しい!
機会がありましたら、ぜひ食べてみてください。

また、ご高齢になるとあまり水分を取らない方がいらっしゃいますね。
「喉が渇く」という感覚が鈍くなってくるそうです。とはいえ、体に必要な水分量は成人とほとんど変わりませんし、もちろん汗もかいています。
また、「夜中にトイレで起きたくないから飲まない」という方もいますが、これが一番危険とのこと。寝ている間にも汗はかいています。寝ている間に水分がどんどんなくなり、血がドロドロになって朝方、脳梗塞…というケースがたくさんあるとのこと。
寝る前のコップ1杯のお水がとても重要になってきます。また、周りの方の声掛けがとても重要かと思われます。

デイサービスで運動をすることで健康を維持するといことも大切ですが、食事をしっかりとれていないと、そもそも運動に使うエネルギーがありません。健康への第一歩として、まずは「食事」の観点から考えてみることも大切かと思います。

R ・ M
介護相談員、介護福祉士、福祉用具専門相談員。 一期一会を大切に、皆様にホッとひと息ついていただけるような 相談室を目指しています。
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