聖徳太子と厩戸皇子

 皆様、こんにちは。
 私たち庶民が知り得る史実とは、いったいどこまで本当(真実)なのでしょうか。逆に、インチキ情報と言われる中に、どれほどの真実が敢えて隠されているのか。もし、歴史上の日本の人物と話せるとしたら、誰と話してみたいでしょう。
 私は、最近、聖徳太子の頃の1万円札を見せていただきまして、聖徳太子と話してみたいと思います。「聖徳太子は実在しない」とする説もありますが、どちらにしても幼少期はお札の顔を立て四つに山折り谷折りにして、下から見ると笑い顔、上からみると怒り顔、なんて遊んでいました。
 私は歴史の授業で「厩戸皇子」(聖徳太子)が厩の前で産み落とされたからその名になったなど、先生の話が印象に残り、当時の馬屋はどんなものか、イエス・キリストと同じ生まれ方だなとか、その時馬たちはどこにいたのかとか、早産だったか・・・・などと妄想していました。
 
 森も木も見る力があったと言われる厩戸皇子は、どんな役割を遂行されて、「聖徳太子」と諡(おくりな:神道での戒名のようなもの)がつけられ、後の時代の権力者に影響を与えてきたのか。あるいは利用されてきたのか。そんなシリアスな話から、好物は何か。一度に10人の話を聞けるのか。趣味は?などお聞きしたいです。
 有名な「和をもって貴しと為す」。これは、和(なごむ)の環境を作って話し合いをしなさいと言う意味だそうです。とんがった意見交換ではなく、いろんな意見を聞きながら、各位の自己決定が「みんなの同意した決定」に昇華できるようにしなさい。納得して、みんなで決めた良い意見を信頼して、そして実行していこうという壮大な視点なんですね。
 「和」という字も漢和辞典で調べたら興味深く、ヘンの「禾(カ)」とツクリの「口」に分解。「禾」は軍隊の門の前にある標識、「口」は神への誓いの言葉である祝詞を入れる器を表し、2つ組み合わせて「軍隊の陣地内で戦を止め、神の前で平和を誓い合う」様子を表現していました。当時は、他国の脅威を常に受け、中央集権国家として基盤づくりを早急にしないとならない危機感があったかと思います。
 そんな中で「話し合って(調和をもって)先をみること」と冒頭から掲げた厩戸皇子。そんな皇子の一生が和やかであられたら、と2017年このブログを通して祈念しました。

 さて、介護医療スタッフ、家族を前に、「言ったら気を悪くされる」と我慢する高齢者さんが多いです。ご本人は「介護されている」と受け身な心情になりやすいですが、支援スタッフが、ご本人に代わって和をもって貴しと為せるスキルがあれば良いですね。

K・H
介護相談員、看護師・保健師。 どんな状態でも機嫌よくいられる、そんな環境づくりのお手伝いをさせていただきたく、元気・活気づくり活動をしています。
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