介護の専門家に相談できる

外出の大切さ

　桜も開花し、春らしくなってきました。
　冬は寒くて閉じこもりがちだった方も、暖かくなると外出も苦にならないのではないでしょうか？目的を作って遠くに出かけることは楽しみの一つですが、近所を散歩することも気分転換やちょっとした運動になります。
　運動不足から、私も休みの日はできるだけ近所をウォーキングするようにしています。先日、池のある公園でカワセミを見つけました。コバルトブルーとオレンジの鮮やかな羽色、水面上の小枝にとまっている姿は何とも愛らしい…最近は環境整備により、都内でも野鳥が見られるようになっているとのこと、身近で自然に触れることができるのは嬉しいことです。

　高齢になって、一人での外出が難しくなった場合には、「デイサービス」を利用することも一つの方法です。車で送り迎えをしてもらえるので安心です。
　「デイサービス」に通うメリットはたくさんあります。
・定期的に利用することで、生活にリズムが出る。
・人との会話や交流ができる。
・身だしなみに気をつけるなど、生活に張りが出る。
・体を動かすことで、筋力や体力の維持向上ができる。等々

　ただ、「良かれと思って勧めても、当の本人が利用を渋るので困っている。」といった相談をご家族からよくいただきます。高齢になって、新しい環境に解けこむことは、ご本人にとって負担が大きいのは事実です。無理に勧めることで、かえって意固地になってしまう場合もありますので、長い目で見ながら、声かけを続けていくのが良いのではないでしょうか。
　「デイサービスは介護される人が行く所」というイメージを持っていらっしゃる方もいます。最近は、機能訓練に特化した短時間型のデイサービスもありますので、「予防」という観点でお勧めすることも一案です。

　「暖かくなってきたから、ちょっとお出かけしてみようよ」今なら、そんな声かけが心に響くかもしれませんね。
　そうそう、カワセミを見かけた公園で、カエルの卵も見つけました。今度は、オタマジャクシが見られるかも…！また、今週末も出かけたいと思います。