痛みの原因アレコレ

 膝の痛み・・・お悩みの方がとても多いです。
 私が担当する女性は強度の「変形性膝関節症」で、O脚などのご負担で日夜痛みと格闘されておられました。もともと社交的で外出も頻回だったのが、膝が曲がっている現在のご自身の姿を他人に見られたくないと、引きこもり気味。さらに運動不足で疲労感が強まるといった悪循環でした。ご主人が血流アップマッサージを受ける様子をご覧になり、「私もお願いしようかしら。」と訪問介護サービスを開始されたところです。

 一緒に働く理学療法士にも相談してみましたが、意外と「膝の痛み=膝が原因」ではないことが多いですね。触診してビックリしたのは、ひざ下から足首の固さ!ひざ下全体に筋金が張りつめられたような、薄氷が何枚も重なったような、なんというか「皮膚下が全部固まりました」といった状態で、やりがいがありました。指が鳴るとはこのことです。
 1回の施術で効果が永久とはいきませんが、少しずつ柔らかくなる状態に合わせて、やはり膝の痛みも軽減します。足首もほとんど動かない(動かさないので動かなくなった)段階から、ほんの少しでも動けば全身の動きがスムーズになるといった様子で、良い連動を始めました。

 いつも患者様を通して勉強することが、私の経験になり、技術向上の必要性と行動化に直面させられます。魔法使いみたいにパッとスキップできるようにはできませんが(できたら良いなぁと日夜念じていますが)、施術を通して「あれ、私(僕)の膝は、足首は、ふくらはぎは、ふとももは、腰は、おしりは、背中は、腰は、肩は、腕は、足は、頭は、全身は・・・・。」と客観的に分析できる時間が増えると、不思議と身体は答えるように柔らかくなり、コントロールしやすくなります。そこからご一緒に行動拡大への野望が生まれます。野望のある方は、男女問わずしなやかで美しいですね。本当に尊敬します。
 
 私は30代前半にくるぶしを骨折し、放置しました。自然治癒です(捻挫だと思い込んでいました)。結果、四季折々の気圧や寒暖に影響される足首になりました。歩行数が減ったり部屋で転がってばかりいると、全身が無感覚になって血流が滞りますね。実感しているのでご説明しやすいです。
 因みに2017年寒の入りは1月5日、大寒は1月20日(正確には1月20日午前6時24分)だそうです。暑さ寒さも彼岸まで(毎年異常気象といわれることがあるので目安まで)で、四季を楽しみながら、まずは私も足首屈伸運動など続けますね。皆様も心身お大事にお過ごしください。

K・H
介護相談員、看護師・保健師。 どんな状態でも機嫌よくいられる、そんな環境づくりのお手伝いをさせていただきたく、元気・活気づくり活動をしています。
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