
私たちの相談、始まって早5年以上が経過しました。
件数も増え、内容も多岐にわたるようになり、日々、スキルアップが求められています。
地域包括支援センターや有料老人ホーム紹介センターなど、役割を分けた窓口はたくさんありますが、私たちのように、ワンストップで相談に乗れるところはあまり、ありません。
住民票の有無に関係なく、企業同士の契約もなく。単にご家族様の代わりにプロの視点で必要な情報をお調べし、調整を図る仕事。
少しでも多くの方にご活用いただき、ご相談者様やご家族様にとって、
何がしっくりくるのか、見極めていただくヒントにしていただければと思っております。
医療や介護における選択に「正しい」とか「間違っている」といった厳密な答えはありません。
一番の指標は「介護を必要とされる方」と「介護をする方」が、どれくらい、居心地がよく、幸せに暮らすことができるかです。
「仕事、生活、人生」すべてにおいて、それぞれお一人お一人が尊重される方法を一緒に探すのが相談員冥利に尽きるところです。
ご家族様の考えや、思いを伺いながら、どうしたら、介護負担を軽減できるのか、どこに、どんなサービスがあるのか。全国規模でサービスをお調べしていきます。
地域特性や、住みやすい街、住みにくい街が垣間見えたりもします。
介護を必要とされる方に、今後予測されることを、自分の経験や観察、知識といったものの中から、情報提供差し上げます。決めるのはご家族様です。
私どものところにご相談にいらっしゃる方々は、ご自身で判断するためのヒントを求めることが多く見受けられます。
一般的に言われていることだけでなく、より多くの視点や情報をお渡しします。
それらがどれくらい、価値があるのかないのか、効果があるのかないのか、についてお伝えし、取り組み、うまくいかないときには、さらに継続して、あの手、この手を試してみる。
その中で、しっくりくるものが見つかっていきます。
一度の相談ではなく、困ったときにいつでもちょっと聞ける相談室。
気軽なんだけど、張り詰めた緊張がちょっと楽になる相談室。私はこの相談室が本当に好きなんです。




