
かかりつけの先生に、血液のデータがいつもと違うから、きちんと検査しましょうと言われました。
結果を聞きに病院に行ったところ、告げられたのは「がん」。
医師の説明は手術に関するものでした。
1. 9㎜の大きさで、放置すると、大きくなったり、他の組織に移ってしまうから取り除いたほうがいい。
2. 手術の手続きは下の階で行っているので、そちらに行ってください。
3. 手術が込み合っているので、年末近くの手術になるでしょう。
彼女の病気がどのようなものであるのか?
手術を選ばなかった場合ほかにどのような治療があるのか?
手術を受けた場合、どのような影響が体に起こるのか、起こらないのか?
このような説明はされませんでした。
彼女は大変混乱し、どうしたらいいのかわからない状況でした。
医療は進歩しています。そして、多様化しています。
手術をしなくても、保存的に見ることも一つの方法でしょう。
栄養の改善、睡眠をしっかりとる。疲労からの回復を待つ。
西洋医学だけでなく、東洋医学の観点から見ることも一つといえます。
西洋医学の方法をとらなければならないと決まっていないのです。
彼女は、数か所の病院の先生と相談をしました。
年末の手術まで待っても大丈夫と言われました。
その間に栄養の改善を図りましょうとお話をしました。
治療方法は一つではないこと。
ご自身の体の持ち主はご自身であること。
気持ちが、健康に影響を与える一つの要因になっていることも、しっかり認識する必要があります。
一般的に言われていることが、自分に当てはまるとは限らないということ。
自分が正しいと思ったことが、真実だということ。
しっかりと観察をすること。
このような認識を持つことで、ご自身の自然治癒力を信じられるようになってほしいと思ったできごとでした。




