「選択」すること「向き合う」こと

突然ですが、皆さんの介護は幸せなものですか?

私が働く会社は、「日本の介護を幸せなものにする」というコンセプトを持っています。

日本の介護を見まわした時、そこに「選択肢」はどれくらいあるでしょうか?

病院で、先生からの説明にたいして、ご自身の考えはどれくらい伝えることができますか?

「命が危ない」という説明で、治療に同意し、気付くと、介護負担がとても大きくなっている。こういった状況を見受けることがあります。

先生から、
「麻痺」があるために「呼吸」がうまくできなくなってしまい、首に穴をあけることで、それを助けます。それに伴って、ご飯の呑み込みができなくなるので、胃に穴をあけて食事をとることにしましょう。

と説明されたとき、「はい」と同意すると、「命」は伸びます。
体は呼吸ができ、排泄もできます。栄養を取ることもできます。その人らしさはどの程度保たれるでしょうか?

一方 「いいえ」といえば、その方の「命」の保証はなくなります。

どちらにしてもコミュニケーションをとることは困難になるでしょう。

かつて、私の母が父(私の祖父)を看取った時、すでに呼吸器(機械で呼吸をするもの)を付けていた祖父の前で医師から「呼吸器をつけたままでも、回復は見込めません。呼吸器を外すと命は無いでしょう。」と説明され、呼吸器を外すかどうかの選択を迫られたことがありました。

母は今でも、父の呼吸を止めたのは自分だと後悔することがあると話します。

「暗い話題」「深刻な話題」と避けられますが、介護を幸せなものにするには、何を選択するのか、
どこまで治療をするのかしっかりご本人やご家族間で向き合うことが求められます。

向き合ったご家族はとても強い絆を手に入れているのを見ると、
一つの試金石だと思うのと同時に、ご家族が選んだ選択肢を後悔しないように応援することが専門職の役割だと感じます。

K・K
介護相談員、看護師・保健師。 病気にならないために、その人がその人らしく生活できるようにをモットーに日々活動しています。
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