
施設での看護経験と在宅での看護経験がある私は、相談場面で必ず在宅での生活の可能性を情報提供します。
施設は安全で、スムーズで清潔です。
在宅は、ご本人の力によるところが大きく、
人によっては、健康を保つのが難しいような環境で生活しています。
しかし、現場で「その方のペース」を守ることがそれ以上に大切であると感じることも事実です。
ご家族は、心配になり、何とかしなければならないと深刻になりがちです。
当の本人は「大丈夫」と思っていたりします。
様々な情報の中、危険と思われるような出来事を耳にすることもあると思います。
ご自身の周りを見渡してください。
親族と、ご友人、その家族。大変な方がどれくらいいらっしゃるでしょうか?
準備することは大事です。深刻になる必要はありません。
在宅で、一大事が起こった時、お住いの地域には力強い味方がたくさんいます。
「どこが、どんな協力をしてくれるのか?」このポイントだけ整理しておくこと。
それだけで、介護の負担は軽減され、一人で背負う必要がないことを実感いただけると思います。
深刻な介護ライフから楽しい介護ライフへ。新しい文化づくりの視点を持ちましょう。




