
学生時代に看護師の国家試験を受けずに、介護士の学校に入りなおした同級生がいました。
その時は理由を理解できなかったけど、自分が中間施設で働き始めた時にそのこの気持ちが少しわかる気がしたのを覚えています。
生活を見ることと病気を見ること。
本当は看護も生活を見ますが、私は十分にできずに臨床を離れました。
先生の指示、お薬の処方や、正しくに飲めているか確認すること。時間通りに検査にご案内すること。手術前に準備すること・・・。
気が付いたら「その人」がいなくなっていました。
良くない看護師でした。
時間通りに仕事ができるようになってきてもその視点は回復しませんでした。
学生の時にあれほど好きだった「看護」は消えそうになっていました。
現場を離れて学んで、いろんな人に出会って。やっぱり「看護」が好きでお家の中でできる「看護」に戻りました。
病院で数分しか関われなかった患者様と1時間ゆっくり向き合うことができる現場はとても貴重です。
その方がどんな生活をしてきたのか、どんなふうに物事に向き合っているのか。
人生そのものを学ばせてもらえる場所です。
医療や健康はあまりにも特別な主題になってしまったように感じています。
健康と病気は霧離れているものではなく、つながっています。どれだけ健康かどれだけ不健康か。同じ線の上にあるはずなのに、なんだか遠く離れたところで手に負えなくなっているように見えるんです。
予防は確かに大事。でも、昔ながらに「よく寝て」「よく食べて」「よく働く」この3つで健康でいられるだろうと感じます。
取り留めもない自論で申し訳ありませんが、病気や死についてもう少しリラックスして
向き合ってみませんか?




