経口補水液を手作りで。薄めためんつゆで代用も

 私は、自分に課しているバスタイムプログラムがあれこれあるので、結構長風呂になってしまいます。
 でも、猛暑の日はほどほどにしないとと反省した出来事がありました。
 
 先日、いつものように長風呂をしていたら気持ちが悪くなり、これは脱水になりかかっているかもと思い、あわてて湯船から飛び出しました。入浴前にお茶は飲んでいたので、とりあえず塩をペロリ。その後、冷たいお茶を飲んだら、すぐに回復しました。ただののぼせだったのかもしれませんけどね。

 熱中症予防のためには水分補給は重要ポイントですが、脱水傾向にあると判断した場合は、水やお茶ではなく経口補水液を飲むのが最も効果的です。経口補水液は体に吸収されやすいうえ、一定時間水分が体内に保持される飲み物です。

 経口補水液の市販品は各種ありますが、手元にない場合に備えて手作りの方法を知っておきましょう。水1ℓに対して砂糖40g(約大さじ4杯)と塩3g(小さじ1/2)を混ぜるだけ。400~500mlくらい飲めば、15分程度で回復してきます。一気にではなく、ゆっくり飲みましょう。市販のめんつゆを使うという手もあります。めんつゆには塩分、水分、ミネラルが含まれているので、少し味が物足りないと感じる程度に薄めて飲みます。

 嚥下機能が低下している高齢者の場合は、イオンゼリーがおすすめ。前述の手作り経口補水液にレモン果汁適量とゼラチンを混ぜたら、200mlのカップに小分けして冷蔵庫で冷やします。ゼリー状なので誤嚥を起こしにくく安全に水分補給できます。

 高齢者の場合、季節を問わず1日1ℓは水分補給を。朝食時、午前10時、昼食時、午後3時、夕食時、就寝前など何回かに分けて、1回あたり180ml程度を目安にすると飲みやすいでしょう。

M・F
介護相談員。 介護分野での執筆活動にも注力しています。 臨床美術という分野で、ご高齢者の心と体にアプローチしています。 みなさんの心に少しでもよりそい、お力になれればと思います。
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