
認知症ってそもそもなんでしょうか?
厚生労働省では、
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
としています。つまり、生活に支障が出ている状態のことを言います。
精神科の診断基準では、認識できないとか、組織化や組立ができないなどいくつかの基準を設けていますが、「生活に支障があるかどうか」は問うていません。
私がお伺いしている利用者様は認知症の診断を受け、内服治療しています。
彼女は私に手編みの靴下を編んでくれました。友人とバスに乗って出かけます。
お食事も自分で作ります。時々、私との約束を忘れてしまうことがあります。
最近では認知症を予防的するために内服しましょうという動きも出てきました。
効果はどうなのでしょうか?
厚生労働省が製薬会社に依頼して地検の結果を記すことを義務図けている公的文書(お薬の添付文書)には、「効果が認められていない」と記されているものもあります。
ご自身の健康を保つことは自分で観察することから始まります。お医者さんがどれだけ知識を持っていても、自分の体と相談できるのはまずご自身だということ。
ご家族だということを再度確認したいものです。




