
皆さま、こんにちは。
最近、声を出すほど、また涙が出るほど笑っていましたか?
私は面白ネコ画像で、あり得ない猫の変顔を見てしまい、失神しそうになりました。
笑いと健康は、良く関連付けられます。免疫向上、心身緩和、体温上昇、腹筋強化、背筋強化、口唇筋維持、内臓活性、ご機嫌宜しゅう、周囲も円満・・・・。笑う門には福来る、は本当ですね。
笑い、で思い出す過去の担当住民さんがいます。
初回、当事者のお嫁さんから、深刻な認知症疑いの相談電話を受けました。当時私は勤務1年目のヒヨっ子。私の方も深刻モードになり、緊張しながら聞き取りしました。
そんな中、お姑さんの幻覚内容の確認をしたところ、これがキョウレツ。・・・「昨年亡くなったおじいちゃんが幻覚に現れるそうで、『アフロヘアはいやだー』と叫んで可哀そう言うんです。でもおじいちゃんはつるっぱげでした・・・」とか、「ポチ(飼い犬)がお姑さんの着物を隠したと毎朝怒る」とか、「富士山は姑所有で、みんな勝手に昇って許さんと、怒って役所に電話する」など。その淡々とした口調と内容のギャップがおかしく、ついところどころで笑いながら相槌を打ってしまいした。
そうしているうち、私の笑いに相談者様がつられてくれて、「改めて考えると、面白い幻覚ですね。私も笑っておばあちゃんに答えてみます」と言って、電話を切られました。
その次の週の報告。相変わらず淡々とですが、呼吸が深い、ゆっくりした口調です。報告内容は、「私が面白がるので、おばあちゃんの表情も柔らかくなりました。ここ数日は、今日はあまり面白くなくてね、とか、今日は面白いよ、といった感じで、客観的に報告してくれます。二人で笑いあうことも増えました。お医者様も褒めてくださり、この調子でいけば、お薬を減らせるかもと言われました。本当に嬉しかったです。また怒ったり泣いたりすることもあると思いますが、今回の体験を生かして家族でがんばります」とのことでした。たまたま良い流れにいったと周りからは言われましたが、笑う大切さ、家族の取り組む姿勢を教えられた一件です。
大阪大学医学部の大平哲也准教授によると、「小学生は1日に300回笑うが、大人は1日15~17回笑う」「70代になると1日に2回くらいしか笑わなくなる」そうです。
300回も笑っていたかな、と思いますが、現状の笑い回数は確かにそうかもしれません。皆さんは?周りの人々は?口角上げるだけでも「笑い効果」はありです。声を出して笑うとなおさら良いですね。私も実験してみます。「ニヒルに口角だけあげた“ヒヒヒ”笑い」や「ほほえみ」「声なし破顔一笑」。どれが一番自分のご機嫌が良くなりますか?




