
1人暮らしの高齢者の中には、コンビニ弁当や惣菜を利用している方も多いのではないでしょうか。コンビニ食というと、味は濃いし、カロリーは高いし、栄養は偏っているし…いいことなしという印象が強いですが、コンビニ食も使いよう。選び方によっては健康な食生活の味方になってくれます。
理想的な食事バランスは、主食(ご飯・パン・麺類)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、副菜(野菜・海草・きのこ)、汁物ですが、これに近づけるように選択しましょう。そのためには、「単品の主食」と「主食+主菜の弁当やパスタ」に分けて、それぞれに+αするのがポイント。「単品の主食」の場合は、タンパク質と野菜を補うために具だくさんのスープや、ツナ・ゆで卵入りのサラダ、野菜のお浸しなどをプラス。「主食+主菜の弁当やパスタ」の場合は、シンプルな野菜サラダや野菜スティックをプラス。弁当やパスタで油脂分は十分摂れるのでドレッシングはノンオイルに。袋詰めのカット野菜やトマト1個をまるごとプラスするのもいいでしょう。また、高カロリーな丼物タイプの弁当はミニサイズを選びましょう。
コンビニ食に加え冷凍食品の野菜を活用するのもオススメ。旬の野菜を冷凍しているので栄養価も高く、ほうれん草やブロッコリー、レンコン、ニンジンなど各種そろっています。
来年4月から、タンパク質や脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミンといった栄養素がバランスよく摂れるコンビニ弁当や惣菜を「健康な食事」として認め、マークで表示できるようになるそうです。選ぶときの目安として参考にしたいですね。




