冬、高齢者は乾燥肌に気をつけて!

 乾燥は、女性にとってお肌の大敵ですよね。いよいよ朝晩の念入りなスキンケアが欠かせない季節になりましたが、ケアしてもケアしても追いつけない、加齢には勝てないというのが、私の目下の悩み…。それでも、抵抗せずはいられないのが女心ですよね。それはさておき、高齢者の場合、乾燥はもっと深刻です。皮膚の水分量が若い人より30%も少なく、皮脂の分泌機能も低下してくるので、空気が乾燥している寒い時期にはますます皮膚の乾燥が進んでしまいます。

 代表的な症状は「かゆみ」。膝からすねと大腿部にかゆみを感じることが多く、ときには背中や腹部がかゆくなることも。全身がかゆくなり、夜もかゆみに悩まされ不眠症になるケースもあります。テレビを見ながらポリポリと足などを掻いていたら、乾燥肌になっている証拠。早めにケアするようにしましょう。

 高齢者の乾燥肌を予防するには、まず室内の湿度調整がポイント。湿度を60%以上に保つようにしましょう。また、電気毛布や電気敷布は使わないようにしたほうが無難です。入浴方法にも一工夫を。お湯の温度は、できれば39℃にし、保湿成分配合の入浴剤を使いましょう。体を洗うときはゴシゴシは禁物。皮膚表面の皮脂を洗い流してしまうので、しっかり泡立てて泡でなでるように洗うのがコツ。ボディソープは弱酸性のものを使い、入浴後はクリームやローションで保湿ケアをするのがオススメです。

M・F
介護相談員。 介護分野での執筆活動にも注力しています。 臨床美術という分野で、ご高齢者の心と体にアプローチしています。 みなさんの心に少しでもよりそい、お力になれればと思います。
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