サ高住で、父が豆まきを提案・実行!入居者自らイベント企画もありでは?

ちょっと前の出来事になりますが、2月3日の節分のとき、昨年夏にサービス付き高齢者住宅に母と一緒に入居した父を電話でベタほめしました。
その理由は、父の企画力と実行力がすばらしかったから。父は、節分当日の朝、24時間常駐の管理人に豆まきの提案をしました。すると、管理人は「それはいい!」と即決。
その2時間後にはエレベーター横に「○○さんの提案で、○時からホールで豆まきをします。ご参加ください」という告知文が貼り出されたとか。10数人の入居者が集まってくれたそうです。

サービス付き高齢者住宅は施設ではないので、イベントはほとんどありません。
両親の入居先では、春のお花見と秋の紅葉狩りは行っていますが、それ以外のイベントはなく、アクティビティーはまったくありません。社交的な父は、豆まきを通して入居者同士の交流を深めたいと思ったのでしょう。父のその姿勢に対する感動から私は父をほめまくったわけです。
父と話した後、母に電話を替わると「お前が高齢者に教えている臨床美術を、ここでもやったらどうか?」とアクティビティーの提案が。私も常々考えていたのですが、まさか母から先に提案されるなんて! 父の姿勢は、母に大きな刺激を与えたようです。

節分の数日前、私は両親のもとを訪ねていました。そのとき父が「今年は豆まきするのか?」と母に聞くと「こんな狭い部屋でやってもしょうがないからやらない」とそっけない答え。その後、買い物に出た私は、父のちょっと寂しそうな顔を思い出して、節分用の豆を買って帰ったのです。豆があれば、母もやる気になるかなと思って。
父が、豆まきを管理人に提案したのは、その翌日のこと。豆を買って帰ってよかったなと思いました。私の実家に伝わっている掛け声は「鬼は外、福は内。天打ち、地打ち、四方打ち。鬼の目ん玉ぶっつぶせ~」。
豆まきのとき、父は大張りきり。大声を出して豆をまいていたそうです。

M・F
介護相談員。 介護分野での執筆活動にも注力しています。 臨床美術という分野で、ご高齢者の心と体にアプローチしています。 みなさんの心に少しでもよりそい、お力になれればと思います。
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