PPK(ぴんぴんころり)という言葉をご存知でしょうか?「ぴんぴんで元気に長生きし、病気をせずころりと死ぬ」という意味です。誰もが憧れる理想的な生き方・死に方ですよね。
このPPK(ぴんぴんころり)という言葉は、健康長寿日本一に輝いた長野県で生まれた健康長寿体操が発祥とのこと。佐久市には「ぴんころ地蔵」も建立されています。
脳卒中死亡率ワースト1位という汚名を着せられてから、県を挙げての減塩運動に取り組んだ長野県。
地域で食生活の改善を図る住民ボランティア「食生活改善推進員」や、各地区の住民から選ばれる「保健補導員」らが家庭を一軒ずつ訪ね歩き、野沢菜の漬け汁の塩分をチェックし、塩分濃度が一目で分かる「減塩テープ」でみそ汁の濃さも調査したという徹底ぶり。「ラーメンはそばなどの汁は半分残す」「味噌汁は1日あたり一杯まで」「漬物は一日小皿ひと皿にしておく」など具体例を挙げて減塩を訴えました。
また、長野県は“野菜王国”と言われるほどの生産量を誇りますが、減塩効果は野菜摂取量にもありました。野菜には塩分排出効果があり、運動の成果で、その摂取量は現在、男女とも全国1位なんだそうです。
高齢者の就業率が高いほか、公民館活動が盛んで生涯学習に力を入れています。
1人当たりの高齢者医療費が低いのは、それらが全て功を奏しているのでしょうね。
少子高齢化がさらに進む日本にとって、国民一人一人が健康に責任を持つことが幸せな日本へ導くと思います。
食事と運動、今からしっかり管理していきましょう!