ロコモの予防(脊柱管狭窄症)

ロコモの代表的なもう1つの疾患「脊柱管狭窄症」。腰部の脊柱管が狭くなり、神経組織の血流が悪くなり栄養や酸素の供給不足を招き、脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることによって腰痛や痺れをおこします。

すべり症や椎間板ヘルニアが原因となることもありますが、加齢による変化が最も多いです。

特徴的な症状は、しばらく歩き続けると痺れや痛みを感じて歩けなくなる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。前かがみになったり座ったりすることで症状は治まり、また歩くことができます。

進行すると連続歩行の距離や時間が短くなり、徐々に脚の筋肉が衰え歩行困難になっていきますので、しっかりと予防を行いましょう。

●脊柱管狭窄症を防ぐ食事

肥満は腰に大きな負担をかけるため、変形膝関節症予防と同じく、高カロリーの食事は避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

骨を強く丈夫にすることも重要です。骨粗鬆症予防と同じく、骨の材料となるカルシウム、骨代謝を盛んにするビタミンDを多く含む食品をとること、また骨や筋肉を強化する良質なたんぱく質を摂取するようにしましょう。

<カルシウムを多く含む食品>

牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など

<ビタミンDを多く含む食品>

サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、カレイ、しらす干し、干椎茸、キクラゲなど

<ビタミンKを多く含む食品>

納豆、パセリ、しそ、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、抹茶、海苔など

●脊柱管狭窄症を防ぐ姿勢・運動

脊柱管狭窄症の予防策は、「普段から姿勢に気をつけること」が大切です。姿勢が悪い、長時間同じ姿勢でいるということが脊柱管狭窄症の原因となります。

日ごろから姿勢正しくしておくこと、こまめに体を動かす、軽いストレッチをするなどを心がけましょう。

M・T
介護相談員。 有料老人ホームの紹介アドバイザーとしても活動し、 3000人以上の相談経験あり。 ご本人もご家族も安心の介護を受けられるように、一緒に考えていければと思います。
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