
ロコモの原因となる骨や関節の病気。代表的な「骨粗鬆症」「変形性膝関節症」「脊柱管狭窄症」の疾患率はともに高く生活に支障をきたします。皆さんの中にもご両親から「腰が痛い」「膝が痛い」という声を聞く方がいらっしゃると思います。その原因を知って予防に努めましょう。
骨粗鬆症は加齢に伴い骨密度は減少することで起こります。閉経による女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下が骨密度を低下させるため、特に女性に多くなります。
予防法としては「食事」と「運動」になります。
●骨粗鬆症を防ぐ食事
骨の材料となるカルシウム、骨代謝を盛んにするビタミンD、骨の形成を促すビタミンKを十分に摂り、また食事全体の栄養バランスやカロリー量にも配慮しましょう。高齢になると、小食になりタンパク質の摂取量が不足する傾向がありますが、タンパク質も骨の材料となり骨を丈夫にしますので意識して摂取しましょう。
<カルシウムを多く含む食品>
牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など
<ビタミンDを多く含む食品>
サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、カレイ、しらす干し、干椎茸、キクラゲなど
<ビタミンKを多く含む食品>
納豆、パセリ、しそ、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、抹茶、海苔など
●骨粗鬆症を防ぐ運動
ウォーキング、ジョギングなど「体重をかける運動」が有効です。また階段の上り下りを意識的に行ったり、太陽に当たりながら(皮膚に太陽が当たると体内でビタミンDが生産されます!)散歩を楽しむことも効果があります。




