
「有料老人ホーム」というと入居金も月額利用料も高くて、どうしてそんなにお金がかかるの?という質問がよくあります。
また、料金の差は何?という質問も。
入居金は0円から数億、月額利用料も15万円程度から40万円以上までと、各ホームには差がありますが、内容の差は何なのかは非常にわかりにくいですね。
入居金を決める要素は、下記の内容が主なものとなります。
1)土地
※土地の値段、取得価格
2)建物
※新築かリフォーム型か、共有部分の広さ、設備など
3)占有居室
※広さ、設備など
4)人員配置
※3:1、2.5:1以上などで表される人員配置基準
3:1は、3人の要介護者に対して1人以上のスタッフを雇っているという意味です
1~3はいわゆるハード部分、4はソフト部分にあたりますね。
「施設を運営する」と考えた場合、
①土地を取得し
②建物を建て
③サービスを提供する=スタッフを雇うこと
が必要で、そのための費用がかかります。
それが価格に反映される訳ですね。
入居金が低いところは、元々は社員寮などのために建てられたものをリフォームして建築費を安く抑えていたり、最低の人員基準(3:1)で運営しているなどの理由があるのです。
有料老人ホームの入居金を比較するときは、その根拠を把握することが大切です。




