
80歳以降の方の病気と、それ以前の方の病気って本当に違うのだと実感することがあります。
もちろん、若い方の回復力が高くて、高齢になるにしたがって、病気になりやすく、治りにくいというのはあります。しかし、80歳を超えてくると、栄養分をいかに効率よく保持するかとか、病気にならない体を持っているかということが大切になってきます。
体調が悪くても、それを自覚する力が低下するために、ケアが遅れることもしばしば。
「何かいつもと様子が違う」「ご飯を食べなくなった」「何度も何度もトイレに行く」「夜眠れていないみたい」こんなことが病気の始まりだったりします。
ご飯が食べられないからといってすぐに病院ではなく、何なら食べることができるかを考えてみましょう。
糖尿病があるから甘いものはだめ。
一般的に知られていることであっても、ご飯を食べられない方にとっては、あんこやプリンはタンパク質が取れる貴重な栄養食品になります。
塩分の取りすぎがいけないといわれますが、しっかり食事ができない人にとっては、塩分がとっても大切なものになったりします。
塩分が不足しすぎると命に係わるからです。ちょっと塩気が強いかもというくらいでも、ほかに食べられるものがなければ一時的に代用することも大事な工夫です。




