
事故で片足を失くし要介護4の認定を受けている81歳のお母様。
一人暮らしで、在宅サービスを受けながら暮らしています。
ご相談者と妹さん2人が通いでみていますが、妹さんは小さなお子さんを抱え、ご相談者はフルタイムで仕事をしています。十分な見守りができないと悩み、先日も転んでしまって自力で立ち上がるのに1時間以上かかったという話を聞いて、とても心配で施設への入所を勧めたいと考えています。
でも、ご本人は最期まで自宅でという希望が強いそう。最近お父様を亡くされたこともあり、思い出がたくさん詰まってる自宅を離れることは考えられないとのこと。
どうやって入所を勧めたらよいでしょう、というご相談がありました。
ご本人のお気持ちとご家族の心配でいたたまれない気持ち。どちらもよくわかります。
お母様の場合、本当に施設じゃないと安全な暮らしは無理なのでしょうか。
認知症もなく、買い物さえしてもらえれば自炊もできます。
こんな時に利用したいのが「見守りサービス」です。
自治体によっては、緊急ボタン装置の貸し出しを行なっています。緊急時にはご家族やご近所、民生委員さんなどに知らせが入り駆けつけられるというもの。
民間の警備会社も、緊急時の駆けつけサービスを行なっていたり、機器の貸し出しや販売をしています。
サービス内容によって料金はさまざまですが、毎月1000円程度の費用で利用できるものもあるようです。
他にも「介護保険外サービス」にはいろいろなものがあります。
ご本人とご家族が希望を叶えながら介護を乗り切るために、上手に賢く利用したいですね。




