連日、新型コロナウィルス関連のニュースで、先の見えない不安を感じている方も多いのではないでしょうか。冬から春に向かうこの桜の季節は、通常は様々なイベントが催され、日本では一年で一番華やいだ時期。いつもは週末多くの観光客で賑わう近所の港町も先週末は人出も少なく、状況の深刻さが伺い知れました。
そんな状況が続くと、ついつい気持ちも後ろ向きになってしまいますが、テレビの某人気番組(人里離れた一軒家を訪ね、そこで暮らす人の様子を伝える)に一軒家の住人として出演した方の言葉が、心に留まりました。
その方は大病をして命の危機にさらされながらも、奇跡的に回復し、今は自然の中で様々なものを手作りしながら、生活しているそうです。「風が吹き庭の木か倒れればチェーンソーを使って起こさないといけない。だけど、それでチェーンソーの使い方を覚えられる、と思うようにする。良い方に考えれば前向きになれる。」と。
新型コロナウィルスの拡大防止のため、企業は、在宅や時差出勤などを社員に勧めるよう求められています。そのせいか、先週位から通勤ラッシュが緩和されたように感じます。 今回の事態は収束しても、また同じようなことが起こるかもしれません。在宅勤務など柔軟な働き方ができる体制を整えておくことは備えにもなります。
現在介護離職する人が年間10万人程度います。離職防止のための支援制度が整備され、在宅勤務や時間短縮勤務なども推奨されていますが、まだ利用する人が少ないのが現状です。 今回の件が働き方改革を推し進めるきっかけとなり、介護支援制度がより利用しやすいものとなれば、仕事と介護の両立にもつながるように思います。
先日、たまたま訪れたコンビニで、タイミングよくマスクが販売されていました。5枚入りのものでしたが、店先に並んだマスクを見た時にはしばらく会えなかった恋人?!に出会ったようで感動!!手持ちのマスクの在庫が減っていく中、心もとない気持ちだったので、購入できたことで少しほっとしました。
マスク生産に向け、多くの人や企業がフル稼働で働いてくれているのでしょう。色々なものを難なく手に入れられることを今まで当たり前のように思っていましたが、それらを作ったり関わったりしている多くの人たちに支えられて生活しているんだ、と実感できたことは私にとっては一つの気づきとなりました。