昨年、両親が飼っていた犬が亡くなりました。両親のもとへ来て16年。
おじいちゃん犬になってからは、耳も遠くなり歩くのもゆっくりで、1日のほとんどを眠って過ごしていました。
毎日、主に父の膝の上で過ごしており、亡くなった後、特に父は強い喪失感を感じていた様子です。ペットロスからの精神的落ち込みがとても心配で、娘たちで話し合い、新しい犬を迎え両親へプレゼントしようと話がまとまりました。
亡くなった犬と同じ犬種であることのみを条件に、娘たちで相談し、里親のサイトやペットショップを探したところ、気になる犬を見つけました。少し遠いお店になりましたが、フットワークの軽い妹が決め、6か月のオスの犬をお迎えしました。
両親へは、サプライズで贈ることとしたため1か月程度妹の自宅で飼うことになりました。まだ赤ちゃんの犬の生命力、元気いっぱいな姿をLINEで共有し、私たちも「かわいい~💛」「会いたい!!」と、やりとりしながら過ごしました。初めて抱っこしたときには、赤ちゃん犬の小さな重みと温かさを感じ幸せな気持ちいっぱいになりました。
そして、昨年末。妹が、帰省の際に関東から両親の住む関西へ、犬を連れて帰りました。
突然のことに両親は、びっくりし少し戸惑いながらも喜んでくれたようです。
高齢の両親に、元気いっぱいの犬のお世話は大丈夫なのか気になりましたが、日々の散歩やお世話をしている様子、元気な犬の姿の写真やメッセージを私たちに送ってくれています。
つい先日、私も久しぶりの帰省をしましたが、元気いっぱいの犬に振り回されながらも、元気に過ごす両親を確認できました。両親、娘たちのやり取りも増え、遠距離に住む親子の関わりが密になり一石二鳥な贈り物となりました。