早いもので、12月も半ばになろうとしています。今年もあっという間に過ぎてしまいました。息子が高校3年生、受験を控えておりインフルエンザへの対策や食事、家庭で安心できる環境を整えることなど、親としてできる範囲で見守っています。「息子よ、なるようになるよ。人間万事塞翁が馬だよ。」と、心の中で唱える毎日です。
先日より厚生労働省が、現在病院で処方されている薬のうち同等の効果の市販薬で代替できる薬の中の一部を処方薬から外したり、自己負担を増やす方向で検討に入ったというニュースを見ました。
以前ブログで、日本の皆保険制度についての感想を書いたことがあります。その際にも同様に、市販薬で購入できる薬が処方されなくなるのではないかという話が出ていることを書きましたが、どうやら本格的な検討となったように感じます。
息子はアレルギーをもっており、今回検討の対象となっている「保湿剤」「抗アレルギー内服薬」を現在処方されています。処方されなくなった場合には、市販薬を購入することになります。市販薬ならもういらないとはならず、今のところどちらの薬も息子にとって必要な薬のため出費が増えることになるでしょう。
巷では、保湿剤を治療のためではなく美容のために処方してもらう、必要ではないが念のため湿布を出してもらうなどの状況が散見されるという話も耳にします。医療費が増加すると、各個人の保険料負担が増えることにもつながります。
個人的には、軽症の患者の場合には市販薬への切り替えも仕方がないのかなあと思っています。皆保険制度を持続させること、必要な方が必要な医療を受けられる制度を保証するためには、苦しいですが、負担や給付の見直しは避けて通れないと感じています。
個人として医療費を抑制するためにも、身近にできる風邪予防や骨粗しょう症、高血圧の予防など普段の生活で心掛けていきたいと思っています。
今年は、年末年始にインフルエンザが大流行するとの予報がありました。
少し早いですが、皆様お身体を大切に年末年始お過ごしください。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。