まずはじめに、先日の台風により被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに、復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されますことをお祈りいたします。
さて、ここ近年で日本のみならず、世界中で異常気象が発生しており“自然を前にして人類は太刀打ちできない”と嘆きますが、台風は地球温暖化により、一層力をためて猛威を振るっていたことを知り、改めて地球温暖化問題がいかに日常生活に悪影響をもたらすのか考えさせられました。
地球温暖化の対策として、よく耳にするのが二酸化炭素(Co2)排出を減らすための省エネ(節電、節水)等ですが、今回は少し違った視点で「食エコ」についてお話したいと思います。
皆さんは食品を購入する時、何に注目していますか。おそらく、値段や質、産地等を確認されていると思います。この中で「産地」の確認は安心、美味しいだけでなく、「省エネ」の観点からも重要らしいのです。
遠方で作られたもの(特に海外)は輸送に大きなエネルギーを要し、またビニールハウスを利用した栽培は、生産に多くのエネルギーを要します。『地産地消』『旬産旬消』という言葉がありますが、地元で露地栽培される「旬」の食材を利用することは、大きな効果まではいかずとも家庭で取り組める温暖化対策の一つのようです。食事の背景に「やさしい地球」が映し出されるとよいですね。
最後に、このまま温暖化が進行し続ければ地球全体にどんな悲劇が待ち受けているのか、ひとりひとりがしっかり認識し、積極的に身近な省エネ行動から取り組んで、地球温暖化を食い止め、少しでも自然災害が減少し、尊い生命が失われずに済むことを願ってやみません。