今年は暖かい秋で実感はなかったのですが、気が付けばもう12月。平成最後の年も残すところ1か月足らずとなりました。
この時期、気になるのが大掃除。例年だと年の瀬は冷え込みが厳しくなってくるので、10月頃の陽気の良い時期から少しずつ始めるのが良いでしょう、と聞き毎年実行しようと思うのですが、なかなか手が付けられません。きっと年末は慌ただしく過ぎ、年が明けて落ち着いたら~なんて思っているうちにまた一年が過ぎて行き…ということになりそうです。
介護や仕事に追われていると、「食事作り」などがどうしても優先され、大掃除どころか通常の掃除も思うようにできないという方も多いのではないでしょうか。かくいう私も掃除機をかけるのはいつも週末になってしまいます。
掃除はまた、体を使う作業でもあります。特に高齢の方にとっては負担のかかる家事のひとつです。
介護保険を利用して掃除の支援を依頼することもできますので、お一人暮らしで不自由を感じている方は相談してみると良いかもしれません。ただ、介護保険のサービスは日常生活に必要な支援を目的としていますので、換気扇の掃除や窓拭きといった大掃除にあたる内容については対象となりません。また、同居のご家族がいる場合には、その方が疾病などで支援が必要な場合を除いては、掃除などの家事支援を依頼することは原則難しくなっています。
介護保険を申請していなくても、総合事業や自治体のサービスで支援を受けられる場合がありますが、多くは有償ボランティアなどに依頼する形となり、簡単な家事が中心となります。
最近は、民間の事業所が家事代行サービスを提供しています。掃除を専門とした事業所もあり、プロに依頼される方もいらっしゃいます。
プロの技で細部までピカピカにしてもらうと、気分もすっきりしてするかもしれません。
家事は自分で行うものという感覚がありますが、介護や仕事に疲れている時には、人に委ねることも一つの方法です。また、このようなサービスを遠距離に住んでいる親御さんへのプレゼントにすると案外喜ばれるかもしれませんね。