地域密着型サービスは、重度の要介護状態となっても可能な限り、住み慣れた自宅や地域での生活を継続できるようにするためにできたサービス体系です。
利用には、事業所がある市区町村に住民票があることが原則です。住んでいる市区町村に利用したい地域密着型サービスがあるかどうか、ケアマネジャーや市区町村の介護保険担当部署に問い合わせましょう
ここでは、夜間や24時間対応の訪問介護や看護、自宅から通う認知症高齢者を対象としたデイサービスなどを紹介します。
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護 要介護
1日複数回の定期訪問と随時の通報への対応を行うサービスで、ヘルパーと看護師が連携することで、要介護高齢者をより安全に支えます。
料金は月単位の定額となっています。
費用のめやす:自己負担額(1~3割負担)
月額1万~1万3千円
※要介護2、自己負担額1割の場合の目安
夜間対応型訪問介護 要介護
夜間にヘルパーなどが自宅を定期的に訪問するほか、通報があるとその都度訪問し、排泄などの身体介護、日常生活上の緊急時の対応を行うことで、重度の要介護者をサポートします。
費用のめやす:自己負担額(1~3割負担)
1回600円 随時訪問
※要介護2、自己負担額1割の場合の目安
認知症対応型通所介護 要支援・要介護
認知症の高齢者を対象としたデイサービスです。自宅から送迎し、簡単な健康チェックや、食事、排泄、入浴の介助など日常生活を支援するほか、簡単な機能訓練なども行います。
地域密着型の施設型サービスである認知症対応型共同生活介護(グループホーム)などの共有スペースを活用して行うケースもあります。
費用のめやす:自己負担額(1~3割負担)
1回1,100円
※要介護2、自己負担額1割の場合の目安
※食事の費用は実費
地域密着型通所介護 要介護
要介護認定を受けた人が、事業者の送迎によってデイサービスセンターに通い、健康管理や入浴の介助、食事の介助のほか、娯楽やレクリエーションなどを行います。
費用のめやす:自己負担額(1~3割負担)
1回900円
※要介護2、自己負担額1割の場合の目安
※食事の費用は実費