今からできること
介護の心構えとして、次の3つを心得ておきましょう。
1.介護は長期戦である
2.介護はひとりではできない
3.介護には戦略が必要
その上で、介護をプロジェクトとして捉え、セーフティーネットを構築していくことを少しずつ始めていきましょう。
介護プロジェクトの考え方と準備
- 1.チーム作り
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・介護チームメンバーの想定・声かけ・意識共有・協力体制づくり・定期的な情報共有
・チームメンバーの状況把握(どれくらい介護に参加できるか)
・セーフティーネットの強化(ケアマネ・職場・近所・地域など)
- 2.ビジョンを描く
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・家族との話し合い(どこで、どんなふうに暮らしたいか等)
・具現化できるビジョンの設定
・在宅?施設?どれくらいのマンパワーが必要?どれくらい利用できる? - 3.情報収集
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・民間介護保険(資金準備)
・財産状況
・両親の健康状態の把握
・住宅環境の確認(危険箇所等)
・在宅サービスの種類と料金
・施設サービスの種類と料金
・見守りシステム等の自治体・民間サービスの把握
・会社の介護関連制度の確認 - 4.プランを練る
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・年金・家族からの経済援助等を合わせた資金計画
・チームメンバーの役割配分
・会社の「仕事と介護の両立のための制度」の利用
・見守りシステムの検討
・介護保険サービスの選択
・介護保険外サービスの検討 - 5.実行・確認と軌道修正
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・資金計画に無理はないか
・チームメンバーとうまく連動できているか?
・自分自身が無理を重ねていないか(体調の変化、うつ状態の有無)