バイエル薬品株式会社は、透析患者や慢性腎臓病患者のよりよい食生活への一助となることを目的に、社団法人全国腎臓病協議会(全腎協)の加盟組織と共催で、「透析食レシピ クッキング&セミナー」を、岐阜、新潟、北海道、京都、兵庫、島根、沖縄の全7地区で開催する。
一般社団法人 日本透析医学会の調査によると、わが国の透析患者数は314,180人。また、一般社団法人日本腎臓学会の調査では、その予備軍である慢性腎臓(CKD)患者数が1,330万人に達していることが明らかになっている。
透析患者は、日常の食生活において、エネルギー、タンパク質、塩分、リン、カリウムといった数多くの栄養素や水分の摂取量を管理しなくてはならず、また、CKD患者の場合は、病気の進行を阻止し、透析導入や心血管疾患に至らないように、食事療法を行わなくてはならず、患者の日々の食生活において抱えるストレスや負担感は決して小さくない。
同社は透析導入後の食事療法の重要性の啓発を目的に、2008年より毎年、オリジナル透析食レシピを募集する「バイエル・レシピコンテスト」を開催しており、現在、第7回コンテストの作品募集を行っている。このレシピコンテストの成果を、より多くの患者の食生活に生かしていただくための学びの場として、2009年から、全腎協との共催による「透析食 レシピ クッキング&セミナー」を全国で展開している。
「透析食レシピ クッキング&セミナー」では、開催地の専門医による「腎臓病治療における栄養管理の重要性」をテーマにした講演と調理実習を行う。調理実習では、透析患者の栄養指導にあたられている管理栄養士を講師に招き、「バイエル・レシピコンテスト」の受賞レシピや、開催地の地元で採れる新鮮で手に入りやすい食材を活用した“地産地消”透析食を作る。
昼食タイムは、食材選びや調理の工夫、毎日の生活の悩みなど、患者同士の情報交換や交流の場として活用。なお、バイエルレシピコンテストが第6回から募集テーマに保存期腎不全食を追加したことを受けて、このクッキングセミナーでも、「透析食」に加え、「保存期腎不全食」も紹介する。
■2014年度の実施スケジュール
・岐阜県(NPO岐阜県腎臓病協議会との共催) 8月10日(日) 各務原市
・新潟県(新潟県腎臓病患者友の会との共催) 8月24日(日) 新潟市
・北海道(北海道腎臓病患者連絡協議会との共催) 9月14日(日) 札幌市
・島根県(島根県腎友会との共催) 11月 2日(日) 松江市
・沖縄県(沖縄県腎臓病協議会との共催) 12月14日(日) 宮古島市
・兵庫県(兵庫県腎友会との共催) 2月 ※調整中 西宮市
・京都府(京都腎臓病患者協議会) 2月28日(土) 京都市
会場など詳細は、同社が運営する透析患者の毎日を応援する情報サイト「長寿リン」で随時掲載する。
◎透析患者の毎日を応援する情報サイト「長寿リン」
http://chojurin.jp
◎バイエル薬品株式会社
www.bayer.co.jp/byl