人間関係が希薄になり、最終的には「介護してもらうだけ」という一方的になった人間関係の状態のこと。 自分を取り巻く社会的関係・家族的関係・さらに自分自身との関係が失われたり、極端に一方的になってしまい、相互性がなくなり、生活意欲を喪失してしまった状態のことで、寝たきりの原因のひとつとも考えらる。 介護の場面では、通所介護(デイサービス)などへの参加を促して、社会的関係を作り出し、家族との関係を回復し、自分自身との関係もとりもどすといった、関係づくりのリハビリが求められる。認知症ケアにおいても、関係障害と言う考え方が導入され、関係作りのケアが実践されている。