コンビニエンスストア大手のローソン(東京都品川区)は6日、介護関連事業を手掛けるインターネットインフィニティー(東京都中央区、IIF)と共同で、ケアマネジャーが介護相談を受ける窓口を併設した店舗(ケアローソン)を千葉県習志野市内に開設した。千葉県内でのケアローソンの出店は今回が初となる。
(ローソン東習志野店の外観)
今回、オープンしたのは、ローソン東習志野店。店内のサロンスペースにIIFが運営する介護相談窓口「わかるかいご相談センター」を設置している点や、高齢者向けにレトルトの介護食などの品ぞろえを強化しているのが特長だ。
このうち「わかるかいご相談センター」には、平日と土曜の日中、ケアマネジャーが常駐し、介護に関するさまざまな相談を受け付ける。また、IIFがリハビリ型デイサービス「レコードブック」で培った介護予防のためのノウハウを紹介するイベントも開催する方針という。
(わかるかいご相談センターではケアマネジャーが介護相談を受け付ける)
■「仕事と介護の両立に悩む方も相談を」―IIF・別宮社長
オープニングセレモニーであいさつしたIIFの別宮(べっく)圭一社長は、「仕事と介護の両立に悩む方も、気軽に相談してほしい」と述べ、介護を受ける人だけでなく、介護する家族らの積極的な利用を呼び掛けた。
(あいさつする別宮社長、6日、習志野市内)
ローソンはこれまでに、埼玉県や大阪府など10カ所で「ケアローソン」を展開してきた。